亡者図鑑とは何か|「許せない人」の型を映す、地獄のカタログ
ゆるせんの「亡者図鑑」とは、日常に潜む「許せない人」の型を、地獄に堕ちた亡者・鬼・獄卒として図鑑化したもの。全100体の世界観と、閻魔庁の頂点に立つ三獄司まで、その成り立ちを紹介します。
文・三森 捷暉

ゆるせんには、「亡者図鑑」という全100体のカタログがあります。これは、日常に潜む「許せない人」の“型”を、地獄に堕ちた亡者・鬼・獄卒の姿にして集めたものです。この記事では、その世界観と成り立ちを紹介します。
「型」を、亡者の姿にする
人を「許せない」と感じる瞬間には、いくつかの決まったパターンがあります。人の話を最後まで聞かない。成果だけ横から掠め取る。交わした約束を、なかったことにする。既読をつけたまま返さない——。
亡者図鑑は、こうした振る舞いの“型”を、ひとつずつ亡者の姿に落とし込んだものです。たとえば、済んだ話を何度も蒸し返す粘着質な相手は「ネチネチ」に。正しさを鈍器のように振り回す相手は「ゴリオシ」に。名前のなかった苛立ちに“型”という名前がつくと、不思議と、少しだけ距離を取って眺められるようになります。
四つのレアリティ
亡者には、軽微な型から重い型まで、四段階のレアリティがあります。
- N(ノーマル):軽微だが、確かに許せない。咀嚼音を撒き散らす、列に横入りする、といった日常の小さな加害者たち。
- R(レア):中位の型。既読無視、正論のごり押し、比較で人を縛る——など。
- SR(スーパーレア):重い型・獄卒。逆ギレ、手のひら返し、モラハラなど、根の深い型が並びます。
- UR(ウルトラレア):閻魔庁の頂点、三獄司。
頂点に立つ、三獄司
図鑑のいちばん奥には、獄を束ねる存在がいます。すべての閻魔帳の大本を束ねるエンマ。三途の川で渡る者の衣を剥ぎ取るダツエバ。そして、「一生許さない」という決意が満ちたとき、束ねられた念から立ち現れる、赦しを断つ王——フユルシ。
エンマが罪を「裁く」者なら、フユルシは「赦さぬ」者です。あなたが誰かを心の底から許せぬと決めたその瞬間、その決意そのものが、この王の輪郭をとります。
集めることの、もうひとつの意味
亡者図鑑は、コレクションとして集める楽しさがあります。けれどそれ以上に、「自分を苦しめた相手は、どの型だったのか」を確かめるための道具でもあります。
顔のない苛立ちに名前をつけ、亡者の姿として眺める。それは、感情を茶化すためではなく、扱えるサイズに縮めて、そっと手放すための一つの方法です。
図鑑の一覧は、亡者図鑑のページからご覧いただけます。あなたを苦しめた、あの“型”を探してみてください。
FAQ
よくある質問
Q.亡者図鑑の亡者は、実在の人物がモデルですか?
いいえ。亡者は「許せない人」の“型”——たとえば、話を聞かない・手柄を横取りする・約束を反故にするといった振る舞い——を象徴するキャラクターです。特定の実在人物をモデルにしたものではありません。
Q.全部で何体いますか?
全100体です。レアリティは軽微な型のN(ノーマル)から、閻魔庁の頂点に立つUR(三獄司)まで、四段階に分かれています。裁きを重ねると、少しずつ図鑑に発見登録されていきます。
Q.亡者図鑑は、ただ集めるだけのものですか?
集める楽しさに加えて、「自分を苦しめた相手は、どの型だったのか」を言葉にして眺めるための道具でもあります。名前のなかった苛立ちに“型”という名前がつくと、少しだけ距離を取って見られるようになります。
この記事を書いた人
三森 捷暉みつもり かつき
株式会社スリスタ 代表/ドヤマーケAI 運営
実務で使えるAIサービス群「ドヤマーケAI」を運営し、記事・広告・営業・人事からAI検索可視化までを手がける。YouTubeチャンネル『SaaSは死にましぇん』を発信。許せない気持ちを閻魔帳に綴じるアプリ「ゆるせん」の企画・開発者。
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