怒りを書き出すノートの書き方|手順とコツをやさしく解説
怒りを書き出すノートやジャーナリングの具体的な書き方を、4つのステップとコツに分けてやさしく解説します。何をどう書けばいいか分からない方へ、感情を整理する方向で書くための手順を、断定を避けて紹介します。
文・三森 捷暉
怒りを書き出すと少し落ち着く、とは聞くけれど、いざノートを開くと「何をどう書けばいいのか分からない」——そんな声はよくあります。書くことに正解はありませんが、いくつかの手順を知っておくと、最初の一行が書きやすくなります。
この記事では、怒りを書き出すノートの具体的な書き方を、手順とコツに分けてやさしくご紹介します。
準備するもの——ノートでもアプリでもいい
道具は何でも構いません。手元のノート、スマホのメモ、専用のアプリ。人に見られない場所であることだけを、まず確かめてください。「誰にも見られない」という安心があるほど、正直な言葉が出やすくなります。きれいに書く必要もなく、殴り書きで十分です。
書き方の手順(4ステップ)
順番に迷ったら、次の流れを目安にしてみてください。
まず、何があったかを事実として一行書きます。次に、そのとき何を感じたかを、感情の言葉で書きます。「悔しかった」「軽んじられた気がした」——うまく言えなくても構いません。三つめに、自分は本当は何を望んでいたかを書きます。「ちゃんと話を聞いてほしかった」など、望みが見えると輪郭が定まります。最後に、今できる小さなことを一行。「今日はもう考えない」でも立派な一歩です。
続けやすくするコツ
長く書こうとしないことが、続けるコツです。三行でも、一行でも構いません。書く時間を決めるより、「強くむかついたときに開く」くらいの気軽さがちょうどいいとされています。
相手を裁く言葉が続きそうになったら、「自分がどう感じたか」へそっと視点を戻します。ゆるせんが、相手を「閻魔帳に綴じる」という一手間を挟むのも、感情をぶつけっぱなしにせず、いったん記録として外に置くためです。
書いても軽くならないときは
書いた直後は、つらい記憶に触れて一時的に気分が重くなることもあります。それが数週間続く、眠れない、日常に支障が出るときは、書くことだけで抱え込まず、心療内科やカウンセラーなど専門家への相談を検討してください。なぜ書くと落ち着くのかについては、怒りを書き出すことの心理的効果もあわせてご覧ください。
FAQ
よくある質問
Q.何を書けばいいか分かりません。まず何から書けばいいですか?
最初は「何があったか」を事実として一行書くだけで十分です。そこから「そのとき自分は何を感じたか」を続けると、自然に言葉が出てきやすくなります。うまく書こうとせず、思いつくままで構いません。
Q.相手への悪口を書いてもいいのですか?
書き始めのはけ口として出てくるのは自然なことです。ただ、相手を裁く言葉ばかり続けると、かえって高ぶることもあるとされています。途中から「自分がどう感じたか」に視点を移すと、少しずつ落ち着きやすくなります。
Q.毎日書かないと意味がないですか?
そんなことはありません。強い怒りを感じたときに、その場で数行書くだけでも構いません。毎日続ける必要はなく、必要なときに外に出す、という付き合い方で十分だとされています。
この記事を書いた人
三森 捷暉みつもり かつき
株式会社スリスタ 代表/ドヤマーケAI 運営
実務で使えるAIサービス群「ドヤマーケAI」を運営し、記事・広告・営業・人事からAI検索可視化までを手がける。YouTubeチャンネル『SaaSは死にましぇん』を発信。許せない気持ちを閻魔帳に綴じるアプリ「ゆるせん」の企画・開発者。
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