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「被害者意識」から少し楽になる|自分を責めずに抜け出す向き合い方

「自分ばかりが損をしている」という感覚から抜け出したいのに、抜け出せずつらい。被害者意識という言葉に、さらに自分を責めていませんか。この記事では、傷ついた事実を否定せずに、その役割に縛られ続けないための向き合い方を、落ち着いたトーンで解説します。

文・三森 捷暉

「どうして自分ばかりが、こんな目に」。その思いから抜け出したいのに、気づけばまた同じ考えに戻ってしまう。そして「被害者意識が強い自分」を、さらに責めてしまう。そんな苦しさを抱えている人がいます。

この記事では、傷ついた事実を否定せずに、その役割に縛られ続けないための向き合い方を、落ち着いたトーンでお話しします。

傷ついた事実は、否定しなくていい

「被害者意識」という言葉は、ときに人を責める形で使われます。けれど、実際に傷つけられた経験があるなら、そのつらさを感じるのは自然なことです。まずは、傷ついたという事実そのものを、あなた自身が否定しないでください。

抜け出したいのは、傷ついた事実からではなく、「自分ばかりが損をしている」という思いに、四六時中とらわれ続ける状態からのはずです。事実と、そこに縛られ続ける感覚は、切り分けて考えて大丈夫です。事実は認めたうえで、そこにいる時間を少しずつ短くしていく。それが現実的なゴールになります。

「なぜ自分だけ」の反芻に、気づく

被害者としての思いが苦しくなるのは、「なぜ自分だけが」という考えが、頭の中で繰り返されるからです。この反芻に飲まれると、視野が狭まり、出来事のつらさだけが拡大していきます。

ここで役立つのが、思考に「気づく」という一歩です。同じ考えが浮かんだら、「今、また『なぜ自分だけ』と思っているな」と心の中で言葉にしてみる。それだけで、思考と自分のあいだにわずかな隙間が生まれます。考えを無理に打ち消す必要はありません。ただ、気づいて、少し離れて眺めるだけで十分です。

役割から、少しずつ自分を取り戻す

「被害者」という役割に長くとどまると、いつのまにかそれが自分の中心になってしまうことがあります。そこから自分を取り戻すのに役立つのが、「書いて外に置く」という方法です。

何をされたのか、そのとき自分はどう感じたのかを、誰にも見せない前提で書き出す。頭の中でぐるぐる回すより、一度紙の上に置いて眺めるほうが、扱いやすくなるとされています。書くことは、被害を軽く見積もることではありません。むしろ、その重さを認めたうえで、いったん自分の外に預ける行為です。

「ゆるせん」は、この「傷ついた出来事を、記録して外に置く」ための閻魔帳アプリです。許せなかった相手を、あなただけの帳面にそっと綴じ、静かに区切りをつける。少しずつ、「なぜ自分だけ」の外側にある時間を取り戻していってください。感情との向き合い方をもう少し知りたい方は、「許せない気持ち」との向き合い方もあわせてご覧ください。

#感情整理#怒り#セルフケア
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FAQ

よくある質問

Q.被害者意識が強い自分は、性格に問題があるのでしょうか。

そうとは限りません。実際に傷つけられた経験があれば、そのつらさを感じるのは自然なことです。「被害者意識」という言葉で自分を責める必要はありません。まずは、傷ついた事実そのものを否定しないところから始めてください。

Q.「被害者ぶるな」と言われて、余計につらくなりました。

他人がその言葉であなたの気持ちを片づけることはできません。傷ついたという事実と、あなたが感じている痛みは、誰かの一言で消えるものではありません。急かされてもかまわないので、あなたのペースで感情を整理していってください。つらさが強いときは専門家への相談も検討してください。

Q.抜け出したいのに、同じ考えが頭を離れません。

「なぜ自分だけが」という思いが繰り返し浮かぶのは、まだ整理されていない感情があるサインです。頭の中で反芻するより、一度書き出して外に置くほうが扱いやすくなるとされています。少しずつ、思考と自分のあいだに距離をつくっていってください。

この記事を書いた人

三森 捷暉みつもり かつき

株式会社スリスタ 代表/ドヤマーケAI 運営

実務で使えるAIサービス群「ドヤマーケAI」を運営し、記事・広告・営業・人事からAI検索可視化までを手がける。YouTubeチャンネル『SaaSは死にましぇん』を発信。許せない気持ちを閻魔帳に綴じるアプリ「ゆるせん」の企画・開発者。

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