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感情を書き出すセルフケアの効果とやり方|初めてでも続けられる手順

モヤモヤした気持ちを書き出すセルフケアには、どんな効果があるのか。何を、どう書けばいいのか。初めての人でも無理なく続けられるように、感情を書き出す手順とコツを、断定を避けながらやさしく解説します。

文・三森 捷暉

胸の中にモヤモヤがたまっているのに、それが何なのか自分でもよく分からない。誰かに話すほどでもない、けれど抱えたままでは苦しい——。そんなとき、静かに役立つのが「感情を書き出す」というセルフケアです。

紙のノートでも、スマホのアプリでもかまいません。この記事では、感情を書き出すことにどんな効果があるとされているのか、そして初めての人でも無理なく続けられる手順とコツを、断定を避けながらお話しします。

感情を書き出すと、心はどう変わるのか

強い感情の渦中にいるとき、私たちは自分が何を感じているのか、意外とはっきり分かっていないことがあります。悔しさ、悲しさ、不安——それらが混ざったまま、ただ「モヤモヤ」として胸に居座ります。

書き出すという行為には、この曖昧な感情に輪郭を与える働きがあるとされています。「自分は、軽んじられたことに怒っていたのだ」と言葉になった瞬間、感情は少しだけ扱いやすくなります。また、頭の中でぐるぐると同じことを繰り返す「反芻」から、いったん外に出るための手がかりにもなるとされています。ただし、感じ方には個人差があり、すべての人に同じ変化が起きるとは限りません。

初めてでも続けられる、書き出しの手順

難しく考える必要はありません。次のような、ゆるやかな手順で十分です。

  • 誰にも見せない前提で書く。素直な言葉を出すための、いちばん大切な約束です。
  • 「今、何を感じているか」「何が引っかかっているか」を、思いつくまま並べる。
  • きれいな文章にしようとしない。単語の羅列でも、途中で終わってもかまいません。
  • 前向きな結論でしめようとしない。無理にまとめず、感じたところで止めて大丈夫です。

大切なのは、うまく書くことではなく、外に出すことそのものです。ヘタでいい、支離滅裂でいい。その前提があるだけで、ずっと書きやすくなります。

「裁く」より「観察する」向きで書く

書き方には、少しだけコツがあります。感情に任せて相手を攻撃する言葉を書き続けると、かえって気持ちが高ぶることもあるとされています。

おすすめは、相手そのものを裁くのではなく、「自分が何に、どう感じたのか」に視点を向けることです。「あの一言に傷ついた」「約束を破られて悲しかった」——感情を観察する側に回ると、書きながら少しずつ、温度が下がっていきます。「ゆるせん」が、許せなかった相手を静かに閻魔帳に綴じるという一手間を挟むのも、感情をぶつけっぱなしにせず、いったん記録として外に置くためです。

無理なく、必要なときだけでいい

セルフケアは、続けることが目的化すると、かえって負担になります。毎日書く必要はありません。強くモヤモヤしたときに数行、必要なときだけ外に出す——それで十分だとされています。

書いた直後は、つらい記憶に触れて一時的に気分が重くなることもあります。それが数週間続く、日常に支障が出るという場合は、書くことだけで抱え込まず、専門家への相談も検討してください。書くことは万能の解決策ではなく、あくまで、自分の心をていねいに扱うための道具のひとつです。より深く感情と向き合いたい方は、亡者図鑑で、自分を苦しめている“型”を探してみるのもひとつの入り口になります。

#感情整理#怒り#セルフケア
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FAQ

よくある質問

Q.感情を書き出すと、どんな効果があるのですか?

曖昧な気持ちに輪郭が生まれ、頭の中の反芻から少し距離を取りやすくなるとされています。ただし効果の感じ方には個人差があり、すべての人に同じ変化が起きるとは限りません。まずは軽い気持ちで試すのがおすすめです。

Q.何を書けばいいのか分かりません。

うまく書こうとしなくて大丈夫です。「今、何を感じているか」「何が引っかかっているか」を、思いつくまま並べるだけで十分です。文章になっていなくても、単語の羅列でもかまいません。誰にも見せない前提で書くと、素直な言葉が出やすくなります。

Q.毎日続けないと意味がないですか?

毎日書く必要はありません。強くモヤモヤしたときに数行書くだけでも構いませんし、必要なときだけ外に出す、という付き合い方で十分だとされています。続けられる範囲で無理なく行うことが大切です。

この記事を書いた人

三森 捷暉みつもり かつき

株式会社スリスタ 代表/ドヤマーケAI 運営

実務で使えるAIサービス群「ドヤマーケAI」を運営し、記事・広告・営業・人事からAI検索可視化までを手がける。YouTubeチャンネル『SaaSは死にましぇん』を発信。許せない気持ちを閻魔帳に綴じるアプリ「ゆるせん」の企画・開発者。

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